鬱病を防ぐためのメンタル強化と心理学の知識と良い習慣
近年、精神疾患をとりあげるメディアが多いように思います。
パワハラ・モラハラ・セクハラといった、相手に対する精神的嫌がらせ行為により、相手が傷つくだけでなく、精神的な病に侵されることも珍しくありません。
鬱病とは、気分の落ち込み、仕事や勉強の意欲低下、無気力、不眠、食欲減退、希死念慮(自殺したいと考えること)を持つなどが主な症状です。
鬱病の原因は精神伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの分泌異常によるものとされており、年齢問わず発症する病です。
元々の性格がストレスを増やし、鬱病を発症させる原因の一つでもあります。
完璧主義・几帳面・頑張り屋・責任感が強い・凝り性・自分を責める・自己肯定感が低い・妥協しない・周りや世間体を気にする…などの性格がストレスを大幅に増やす傾向にあるのです。
愚痴を言わない、悩みをひとりで抱える行為はストレスを抱える原因にもなります。
信頼できる相手に愚痴を時々聞いてもらう、悩みがあれば聞いてもらうなどして、心の声をあげましょう。
八方美人で自分の意見が言えず、周りの人につい合わせてしまう人も鬱になりやすいでしょう。
自分の意見が言える人は、言うことにより、ストレスを発散できるのですが、言いたいけれどいえないタイプの方は、常に周りの顔色を伺っていたり、気にしやすい性格からストレスを抱え込みやすくなるでしょう。
常に明るく誰からも好かれるタイプの方は、どの相手に対しても常に明るく振舞うため、悩みがなさそうに思われがちですが、実は悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
鬱になりにく人はなりやすい人の真逆の性格といってもいいでしょう。
簡単にいってしまえば、そもそも悩みと無縁であり、悩みを悩みと思わない楽観的な人はストレスと無縁です。
ストレスを抱えていても、発散方法を知っていれば、自分なりに発散していることでしょう。
『物事何でも適当に考える』ことが楽観的なタイプです。
適当という言葉が聞こえを悪くするかもしれませんが、不真面目という意味ではなく、何事も完璧にはできないものであり、人間ならミスも過ちもあるわけです。
そのことを頭に入れて、『何とかなるさ』と開き直ってみたり、『できなくてもいいじゃん!』と軽く思えるメンタルづくりを心がけてみてください。
八方美人と自負しているのなら、嫌われる勇気も必要であることを知りましょう。
相手の意見を聞いてあげたり、相手に合わせることも素晴らしいことです。
しかし、言いたいのに言わないことだらけでは、いい人というより、相手に合わせるだけのお人形さんと同じです。
相手に対して必要な言葉もかけないことは、本当の友達、仲間とは呼べないでしょう。
相手を思うがゆえに、かけなければならない言葉や意見もあるのです。
意見して切れる縁なら、元々その人とは縁がないんだと割り切りましょう。
ただ、相手に対する配慮や言葉には気をつけてください(^-^;
心理学は心と脳の働きかけを学べる最高の学びと言っていいでしょう。
深層心理といわれる、心の奥にある無意識の思考を理解し、コントロールすることができれば、行動が変わり、今までとは違った考え方や捉え方ができるのです。
よって今までとは違った行動がとれるようになるのが心理学の学びです。
心を知り、自分を知る…それが望む未来をつくり、悩みから解放されるのです。
スキルを磨き、心と脳をコントロールして鬱病とは無縁な人生を送りましょう。
人には悩みが一つや二つあるものです。
信頼できる家族や友人がいれば、悩みが大きくなる前に相談することをおすすめします。
しかし、家族や友人にも相談できない深刻な悩みもあるでしょう。
そんな時は、信頼できるプロに相談してみてください。
守秘義務がある病院やカウンセリングでは情報が洩れることなく安心して言いにくい悩みが相談できます。
医療機関の先生やカウンセラーとの相性も大切です。
近場だからと、自宅から近い医療機関に頼ってはいけません。
遠慮なく何でも相談できる人を見つけておきましょう。相性が悪いと感じたら、必ず頼る先は変えましょう。
しかし、放置してはいけません。既に薬物投与されている方の場合には、勝手にやめるのではなく、かかりつけ医を変える相談をして、かかりつけ医を変えてください。
鬱病になってしまってからでは、薬物投与でないと回復しないケースがあります。
鬱になる前に相談し、悩みを長引かせないようストレスを軽減させる環境づくりをおすすめします。
笑う習慣があるといいですね。テレビを観て笑うことも、漫画を読んで笑うこともいいでしょう。
適度な運動も大切です。
リラックス状態をつくる時間も大切ですので、時間がない方でも、せめてお風呂にゆっくり浸かる習慣は身につけましょう。
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心理カウンセラー寿